フリージアの育て方
フリージアの育て方
甘い香りで切花としても人気のフリージア。寒さに弱いので、寒冷地では霜が当たらない場所で管理してください。
【植付け】 屋外
①用土
水はけのよい土が適しています。酸性土壌を嫌うため、植付2週間くらい前には石灰を混ぜ込んで中和してください。鉢に植えるときは市販の培養土でも大丈夫です。
②植え付け場所・置き場所
日当たりの良い、排水の良い場所が適しています。半耐寒性で寒さにやや弱いため、冬季は凍らない程度の温度で越冬させてください。寒冷地の方は、鉢植えでの管理がおすすめです。早く植え付けると葉が出て霜で痛む場合があるため、気温が15℃以下になる頃を目安にしてください。球根の頭が隠れる程度に浅く植えておき、葉が出た後に、株元がぐらつかないように1㎝程度の増し土をすると倒れにくくなります。
③植え付け方
◆庭植えの場合
植付け前に元肥を散布しよく耕します。植え付け間隔は5~10cm位、深さは5cm位に植え付けます。春以降は茎葉が伸び倒れやすくなるため、支柱などで支えてあげてください。
◆鉢植えの場合
直径約15㎝の鉢に約6球を目安にしてください。冬季は霜が当たらないように軒下などで管理しましょう。
【水やり】
地植えでは、雨が降らず乾燥が続く場合はお水をあげてください。鉢植えは乾きやすいため土の表面が乾いていたら、鉢底から水が出てくるまで、たっぷりと水を与えましょう。過度に乾燥しすぎると花が咲かない場合があります。
【花後の管理】
花びらが落ちるとカビの病気になる場合があるため、葉を残して摘み取ります。植えっぱなしでも大丈夫ですが、球根を堀上げる場合は、葉が枯れてきたら球根を堀上げましょう。
葉や根、土を取り除き、ネットなどに入れて日の当たらない、風通しの良い涼しい場所で保管してください。その際、球根が腐りやすくなるため水洗いはしないでください。
【肥 料】
植付前、元肥として緩効性化成肥料を土によく混ぜます。庭植の場合は追肥の必要はありませんが、植えっぱなしの場合は10月~11月頃にパラパラと緩効性化成肥料を撒いてください。
▶元肥 花壇:約20~25g/m2 鉢・プランター:約3~5g/鉢
*緩効性化成肥料として、球根専用肥料をおすすめしています
【病害虫】
連作や多肥によって球根が腐敗することがあります。一度発生すると治すことはできないため、発生株を見つけ次第、周囲にうつらないように抜いて廃棄してください。また春以降、アブラムシを見つけ次第、園芸用のアブラムシ殺虫剤を散布してください。