奥 峰子のガーデニングレッスン Ⅲ
『花壇で楽しむカラーコーディネート』
花壇では、周りの風景や花壇のサイズによって雰囲気が大きく異なります。コンテナはその色合いが合う場所に移動して飾ることが出来ますが、花壇は動かすことが出来ません。
ですから花壇だけを頭に描いてデザインや色合いを決めても周囲に咲く植物や背景の壁の色などにも影響を受けてしまうということを覚えていてください。 その上で、コンテナよりも広いスペースがあるのですから、より多くの植物を使うことが出来ます。それに伴ってたくさんの色を使うことも可能ですが、実はたくさんの色を上手に組み合わせることはそう簡単ではありません。
やはり、まとまりやすいのは同系色です。ただし、コンテナと違ってたくさんの数の植物が植えられるので、チューリップの品種や植物の種類をふやして同系色でまとめると、少しずつ色と形のグラデーションがついて、とても上級者レベルの花壇に見えます。たくさんの色を使いたいときは、草花の色をパステル調にすると全体がまとまりやすくなります。濃い色をたくさん使うと色のバランスがとりにくくなりますので要注意です。 もし、草花を色々な色にする場合には、チューリップを1色にすると良いでしょう。

青で縁取られた花壇は白1色。花形と大きさの違うチューリップが変化を付けてリズミカルな花壇に。 【チューリップ`白雪姫’ `春天使’,クリサンセマム,ビオラ’ペニーホワイト’,キンギョソウ’モンティゴ,ムスカリアルメニアカム】