チューリップの切り花を長く楽しむためのポイント!
花壇に咲くチューリップは4月頃に開花しますが、切り花のチューリップは12月中旬頃から3月頃、一足早く流通します。チューリップの切り花の魅力は何といっても飾る場所やメンテナンスによっては数週間と長く楽しめること、そして球根では流通してない珍しい品種もたくさん楽しめることです。より長くチューリップをお楽しみいただくために、お花の管理や生け方のポイントをご紹介します!
花を購入後や花束が届いたら
①包装紙やラッピング資材を外す
セロファンなどの包装資材などで包んだままにしておくとムレてお花が呼吸できなくなってしまいます。すぐにセロファンを外し水揚げをしてください。
②水揚げのポイント(真っすぐに立てて、大きな葉は取る)
バケツ等に水を用意します。茎が新聞紙からしっかり出るように包み、茎を約3cm斜めに切ります。
傷んだ葉や一番大きな下の葉、水に浸かる葉は取り除いてください。葉が水に浸かっていると水が腐りやすくなることと、下の大きな葉は水をたくさん吸いやすく、浅水などの場合、一晩で水がなくなることを防ぐためです。
新聞紙で包んだら真っすぐに立てて、涼しい場所で約2時間水揚げして下さい。
斜めにバケツに入れておくと、茎が曲がることがあるため、必ず真っすぐに立ててください。
飾った後、チューリップはとてもお水を良く吸うため、こまめに水替えをしてください。
暖かいお部屋では、水がなくなりぐったりする時があります。茎を切って、涼しい場所で水揚げをすると、またシャキッと戻ります。
チューリップは涼しい場所に飾る

チューリップは光や温度に反応し、花が大きく開いたり閉じたりします。温かい場所に飾ると花が開き、開閉を繰り返すことで花の鑑賞期間が短くなってしまいます。そのため、暖房付近や直射日光の当たる場所を避け、できるだけ涼しい場所に飾ることで長くお花を楽しむことができます。