球根職人/杉原重信氏<6月14日>

数多くの人気品種を作出した杉原重信氏を今回はご紹介します。


杉原重信

『乙女桜』を育成した杉原重信氏が1986年にヨーロッパ研修旅行にてチューリップを見聞した時のことです。色々な品種を見て歩いた中で「ワーサ」(のちにファンシーフィルスと改名)というフリンジ咲の桃白色品種が大変気に入りわずかな球根を日本に持って帰りました。
その翌年富山で咲かせたワーサ―にその当時既に栽培していたアンジェリケの花粉を交配し、わずかに結実した種を大事に育て5年後ようやく咲かせることができました。

4.1.1 JP     アンジェリケ3

50品種の色んなチューリップが咲きました。面白いことに両親とは全く違うオレンジ色の品種や八重咲きとフリンジ咲が合わさった八重フリンジ咲のチューリップまで出てきたのです。
これらの品種は非常に変わった形や色合いが人気なのですが、実はウイルス病に弱く農家にも作りにくいのが特徴でもあります。
そのため生産量も増えにくく希少な品種ともいえます。
2007年、杉原さんは病気で亡くなられました。現在これらの品種は富山県内の球根農家に引き継がれ生産を継続しています。
それぞれの品種の名前は職員で考え、花のイメージにあわせ楽しく考えました。
杉原育成品種は20品種以上ありましたが、現在まで生産されている7品種をご紹介します。

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