ユリ(百合・ゆり)の育て方

ユリ カサブランカ

学名:Lilium
和名:百合(ユリ)

科名: 属名:ユリ科 / ユリ属
原産地:北半球の温帯地域
耐寒性:強い 耐暑性:普通


ユリ(百合・ゆり)の育て方

ユリは日本を原産地とする山百合やテッポウユリ、交配して作られた園芸種としても数多くの種類があり、広く親しまれています。園芸種は大きく分けて、花が大きく香りの良いオリエンタル系(オリエンタル・ハイブリッド)と上向きな花を咲かせるスカシユリ系(アジアティック・ハイブリッド)の2つの系統があります。様々なバリエーションを楽しめるユリは夏のお庭を華やかにしてくれます。

*関東以西基準

【球根が届いたら】
ユリの球根は外皮に包まれておらず、球根が乾燥しやすいため、ピートモスやおが屑に入っています。植付け適期は10月中旬~11月末のため、植付まで時間があるときは、ラベルを取り、袋の口を開けて、日の当たらない涼しい場所で保管してください。

 

【植付け】 屋外

①用土
土質は特に選びませんが、水はけのよい土が適しています。植込み前に化成肥料をよく混和し、根がしっかり生えるように耕しましょう。鉢に植えるときは市販の培養土でも大丈夫です。

②植え付け場所・置き場所
ユリは最適な場所に植えると植えっぱなしでもよく育つ植物です。最適な場所に植え付けてあげましょう。デッポウユリやスカシユリ系は日当たりの良い場所を好みます。オリエンタルハイブリッドや鹿の子百合は西日の当たらない明るい半日陰になる場所が適しています。梅雨明け後、日が強すぎると葉焼けや早く枯れあがる事があります。

③植え付け方 


◆庭植えの場合

植付け前に約30cmくらい耕し、球根の高さ2個分以上の深さになるように植え付けます。球根と球根の間の間隔は球根約3個分が目安です。
◆鉢植えの場合
直径約20cmの鉢に1球を目安に上根がしっかり張れるよう、なるべく深い鉢に植えるのがポイントです。少なくとも球根の高さ1個分の深さになるように植え付けます。


ピンクカサブランカ(テーブルダンス)

【水やり】 
土の表面が乾きそうになったらたっぷりと水をあげます。乾燥しすぎると早く枯れあがるため、雨が少ない時や気温の高い時期には特に注意してください。

 

【花後の管理】 
花びらが葉の上に落ちるとカビの病気が発生する場合があります。またタネをつけると球根の肥大しにくくなるため、花びらが落ちる前に花がらを手で摘み取りましょう(ハサミについた汁を介してウイルス病が移る場合があるため必ず手で行ってください)。

 

【肥 料】 
植付前、元肥として緩効性化成肥料を土によく混ぜます。追肥は芽が出た頃、株元に撒きます。夏の暑い時期には月に1~2回液肥を与えてください。
▶元肥 花壇:約100g/m2  鉢・プランター:約3~5g/用土1L
▶追肥 約10g/株 *株元に撒く

 

*緩効性化成肥料として、球根専用肥料をおすすめしています                          

 

【病害虫】

ユリの病気で一番注意したいのはウイルス病です。アブラムシにより伝染し、症状がひどい場合には葉が委縮し枯れる場合があります。特に新芽や蕾にアブラムシが付きやすいため、こまめに確認し防除をしてください。アブラムシを見つけたら園芸用のアブラムシ殺虫剤の散布や予防的に発芽直後に浸透移行性殺虫剤を1株に1~2gほど株元にばら撒くことをおすすめします。

*ウイルス病は病気の株の汁が健全株につくことによって移ります。そのため、ハサミで花・茎などを切る場合は、その都度ハサミの葉を火であぶったりアルコール消毒をして使用してください。

蕾につくアブラムシ

梅雨の長雨時期にに多発する葉枯病(カビの一種である糸状菌が原因)があり葉が枯れ上がります。防除法は風通しをよくし、過度なN施肥を避けること。また発病前から園芸用殺菌剤の散布も効果的です。発病した葉を見つけ次第、取り除き適切に廃棄してください(ユリの周りへの廃棄は避けてください。病気が蔓延する場合があります)。

葉枯病

 

 

 

 

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