いくつの球根が必要ですか?
庭やコンテナに球根を植える場合、最初に考えるのはどのくらい球根が必要かということです。大小さまざまな秋植えの球根について、植栽デザインするのに必要な球数目安をまとめました。
鉢植えに必要な球数
例えば、8号鉢にチューリップとビオラ3苗を混植する場合、約5球程度が適しています。8号鉢直径Φ24cmの表面積0.045m2を基準にし、色んな大きさの鉢やプランターの表面積を求め必要な球数が計算できます。
【球根種類別・植え方別の球根必要数】
種類 | 8号鉢(Φ24cm) | 庭1㎡当り必要球数 | ||
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球根のみ | ビオラ混植(3苗) | コンビネーション | カラーガーデン | |
アリアム(大球性) | - | - | 8 | 15 |
アリアム(小球性) | 8-12 | 5 | 20 | 100 |
アネモネ | 10-15 | 5 | 50 | 150 |
クロッカス | 10-20 | 10 | 75 | 150 |
スノードロップ | 12-15 | 5-10 | 80 | 150 |
ダッチアイリス | 8-10 | 5 | 30 | 100 |
シラーカンパニュラータ | 5-6 | 3-5 | 20 | 60 |
スノーフレーク | 5-6 | 3-5 | 25 | 75 |
ヒヤシンス | 5-6 | 3 | 10 | 40 |
ムスカリ | 12-16 | 10 | 50 | 150 |
シラースカイブルー | 15 | 5-10 | 75 | 150 |
スイセン | 4-5 | 3 | 20 | 60 |
ミニスイセン | 6-11 | 3-6 | 35 | 100 |
チューリップ | 7-10 | 5-7 | 20 | 60 |
ミニチューリップ | 9-13 | 5-10 | 25 | 100 |
コンビネーションとカラーガーデン作り(庭1m2当たりの必要球数)
春の庭を魅力的なものにする簡単な方法は、秋植え球根を中心として色をつけることです。お気に入りの多年草や野生の花と組み合わせる植栽法「コンビネーション植栽」は自然な感じで植えることがポイントです。早春のクロッカス、中旬のスイセンとチューリップ、晩期のアリアム、宿根草など小さな庭に季節ごとに長い期間、彩りをあたえてくれます。
もう一つの植栽法として、植栽する大きなスペースがある場合、または街中の緑化スペースに植える場合は、たくさんの球根を使って「カラーガーデン」を作るのがおすすめです。たくさんの球根を彩りよくミックス植えするには「トレンチ植え」がとっても効率的です。塹壕のように大きな溝を掘り、ランダムにかつバランスよく球根を置いていきます。そして丁寧に土をかぶせます。最後にエアポケット(水の通らない場所)のないように徹底的に水をかけます。
※ちなみに「トレンチコート」もともとは軍隊用の保温と防水に優れたコート、「塹壕(ざんごう)=トレンチ」で着るコート